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2025年新入社員の傾向 課題は「応用力」、育成の鍵は「デジタル」と「実戦形式」

配信元企業:株式会社インソース

2025年新入社員の傾向 課題は「応用力」、育成の鍵は「デジタル」と「実戦形式」

 ~受講者数61,032名の新入社員研修の分析より

 年間約78万名に研修を提供する株式会社インソース(本社:東京都荒川区、代表取締役執行役員社長:舟橋孝之、証券コード:6200、以下「当社」)はこの度、2025年度新人研修の結果を分析した本年度の「新人の傾向」についてお知らせします。

■2025年 新入社員の傾向
 2025年4月1日~4月15日の期間に当社の新入社員研修の延べ受講者数は、累計61,032名(※)となりました。そのうち、4月9日までに登壇した講師から集めた研修内の受講者の様子から、2025年入社の新人の傾向をまとめました。
(※2025年4月より、受講者数の算出方法を変更しています)

※<概要>の写真を添付いたしますが、見づらい等ございましたら、以下URLをご参照ください。
 https://www.insource.co.jp/gaiyo/news25041801.html

■近年定着している、素直で真面目な新人像~課題は「自ら発信・動くこと」
 「素直で真面目」「指示通りに実行できる」という点は、近年と同様の傾向となりました。「同期はライバルではなく、仲間でありお互い認め合うもの」という傾向も定着しており、「多様な価値観を認めあう」新人世代の価値観を反映する結果となっています。
 一方、全体的に自分から考えて動くことが必要な項目は低く、目立ちたくないという近年の傾向も継続しています。講師のコメントからは演習時に正解を出そうとする姿勢が強く、答えにたどり着いたらそこで議論をやめてしまうという意見が見られます。

■今後の育成を考えるキーワードは「デジタル」と「実践形式」
 新入社員・職員の強みを生かしながら自分から動く力、応用力を補うポイントは2点です。

 ①主体性を発揮しやすいデジタルスキル教育の充実
 ②深く考える必要があるケーススタディ中心の研修の実施

【正解がはっきりしているデジタルを得意分野として、活躍する】
 若い世代が得意とするデジタル分野は、成果がわかりやすく、スキルがついたことも自覚しやすいテーマです。新人が苦手とする傾向にあった「わからないことやできない点の質問」がしやすい分野でもあります。

 デジタル分野は年齢が高い世代では苦手意識をもつ方も多いため、新人の組織内での早期活躍が見込めます。また、「グループやクラスのメンバーと積極的にコミュニケーションが取れる」は4点以上が91%とよい結果になっており、デジタル分野で新人・若手同士でチームを組み、成果を出すことを狙いとする活動を促すのも効果的と考えられます。

【強みを生かし、AIや機械で代用されない応用力を身につける】
 デジタルスキルを習得しても、ただ指示通りにできるだけであれば、AIや機械で十分という時代です。指示通りに動くことができたら次の段階では、応用力が必要です。新人・若手の「真面目に学ぶ、確実に実行する」という強みを生かし、多くのパターンを最初に教えておくことが近年の育成においては効果的と考えられます。

【難易度の高めのケーススタディで「深く」「多くの視点で」考えさせる】
 「正解に早くたどり着き、失敗したくない」という新人の想いとは裏腹に、仕事では正解は一つに決められない場面ばかりです。そのような現実も含め、新人にケーススタディとして学ぶ機会を設けるのが解決策の一つと考えます。複雑な設定をもとにしたケーススタディを通じて学ぶことで、自分で考えることや、多様な視点を養う育成につながります。同様に、考えを深めるという点でワークショップも効果的です。

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・公開講座 新人研修2025
 https://www.insource.co.jp/bup/shinjin_koukai.html
・新入社員・新人教育サービスラインナップ
 https://www.insource.co.jp/newcomer/newcomer_top.html

※数値は速報値にて決算発表時の数値と異なる場合があります。細心の注意を払って掲載しておりますが、その正確性を完全に保証するものではありません。

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