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初めて読んだのは中学1年生の時でした。夜中のテレビ中継でドーハの悲劇を観た数日後に近所のファミリーマートで購入しました。

当時Jリーグが開幕し日本中がサッカーに盛り上がっていた時期で日本代表の選手たちはスターであり、このまま順調に初めてのワールドカップ出場をするものだと思っていました。しかし結果はご存知の通り、試合終了間際に夢は破れました。Jリーグで輝いていたスター選手たちが打ちのめされた写真、試合の時系列を報じる内容が本当に残酷に感じました。

私は大手企業に努めた経験もコネクションも資金力も何もない状態で10年前に起業しました。特に人より秀でた能力もないため、0から立ち上げ日々歩むだけでも非常に困難を極めました。残高がなくなりそうになったり、信じていた人に裏切られたり心身ともに折れてしまいそうになったこともたくさんありました。そんな時にサッカーマガジンのこの号を見返し、当時感じた悔しい気持ち、そこから立ち上がって活躍した選手たちを思い出してモチベーションをもらっていました。また、どんなにうまくいっていても最後までどうなるかわからない、決して油断をしてはいけないと思い返します。

もしこの号を見ていなければ心が折れてしまって会社を続けることを諦めてしまっていたかもしれません。