起業家に影響を与えたこの一冊

起業家

株式会社SOBAプロジェクト 代表取締役社長 乾 和志さん

リーン・スタートアップ

『リーン・スタートアップ』 著者:エリック・リース

公開日:2017年8月16日

リーン・スタートアップ

5年位前に参加した勉強会で、紹介していただいた本です。

小さいアイデアで最小限からスタートし、成功に導くためのノウハウが書かれている本で、私たちに合っていると思い、読み進めました。

私が大学卒業後に就職したのは大企業で、そこで開発を担当しましたが、当初から常に疑問に感じていたのは、「製品が世の中に出るまで、かなりの時間やコストがかかる」ことでした。

この本では、事業を最小限の状態から始めて成功させるまでの方法が、体系的にまとめられています。なぜ事業をスモールスタートする必要があるか、そして、その事業を検証しながら、どのように方向転換(ピボット)していくか、あるいは、業務自体の実行単位であるバッチサイズをなぜ小さくする必要があるかなど、具体的な例を挙げながら解説されています。この本によって、従来からの疑問がクリアになり、確信を持つことができました。

特に面白かったのはバッチサイズの話で、例えば1000人にDMを送るとき、封筒に入れる紙を折る作業、紙を封筒に入れる作業、切手を貼る作業があります。普通に考えれば、いっきに紙を折り、いっきに封筒に入れ、いっきに切手を貼る方が早いと考える人は多いと思います。

ただし、ひとつでも問題が起こると、すべてをやり直さなくてはいけません。ひとつずつ作業を行えば、失敗からのリカバリーは早く行えます。これがバッチサイズを小さくするということです。私たちもソフトウェア開発していますのでこの意味が十分理解できました。

もしこの本を読んでいなかったら、現在の事業を進める上でブレが生じていたかもしれません。

事業に迷った時に読むガイドライン的な本になっています。

起業家プロフィール

株式会社SOBAプロジェクト 代表取締役社長 乾 和志 代表取締役社長 乾 和志 株式会社SOBAプロジェクト 代表取締役社長

1963年5月29日 愛媛県今治市生まれ 趣味:バイク、料理
1986年 広島大学 工学部 第一類 卒業
1986年 立石電機株式会社(現 オムロン)入社
1989年 OA統括事業部 EWS商品開発室
1991年 米国USL(Unix System Laboratories)にてUNIX System-V R4マルチプロセッサバージョンの開発プロジェクトに参加
1992年 FA業界向け次世代PLC(プログラマブルロジックコントローラ)開発
1997年 リアルタイムJavaの開発に参加、Javaをリアルタイム化することで産業分野でのJava活用を狙う。
1998年 SOBAプロジェクトに参画(オムロン株式会社の社内ベンチャー第1号として出向)
2005年1月 株式会社SOBAプロジェクト設立 取締役副社長に就任
2011年3月 株式会社SOBAプロジェクト 代表取締役社長に就任
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