起業家に影響を与えたこの一冊

起業家

StrateCutions (ストラテキューションズ) 代表 落藤 伸夫さん

マネジメント - 基本と原則

『マネジメント - 基本と原則』 著者:ピーター・F・ドラッカー

公開日:2017年8月2日

マネジメント - 基本と原則

1999年当時、サラリーマンだった私は、会社からの指示で、中小企業診断士の資格を取るために、中小企業大学校に通うことになりました。その時の講師からの勧めでドラッカーの本を読むようになり、この「マネジメント - 基本と原則」は、2002年頃に読んだものです。

その時には、既に中小企業診断士の資格も得ていましたから、マネジメントとは何かについての全体的な理解は持っていました。それを補強するような、本屋でよく目にする教科書的な経営や会計、人事といったマネジメントを想定していましたが、全く違っていたので強い衝撃を受けました。「マネジメントの使命」や「マネジメントの方法」などいう今までにない切り口。誰を対象にしているのかさえ、分からなくなりました。社長のマネジメント?管理職のマネジメント?それとも働く人たち全員のマネジメント?「訳が分からない」と感じました。

その後、しばらく、ドラッカーのマネジメントについて、「よく分からない」ままでいましたが、『もしドラ』が流行りだった頃、とある読書会のファシリテーターを依頼され、その際、もう一度、しっかり読み直したことが理解の転機となりました。ドラッカーが『マネジメント』を著した理由が、分かったような気がしたのです。ドラッカーは企業に「マネジメントを強化して儲かるようになって欲しい。それで社会の繁栄に貢献して欲しい」と考え、『マネジメント』を表したのではないかと感じました。その後、その理解をまとめあげて一冊の本にしました。

私は2014年の秋に中小企業診断士として独立しましたが、ドラッカーの『マネジメント』は、その決心を固めるに当たって、大きな影響を与えたと感じています。一つは「マネジメントの強化により、儲かるようになって欲しい」というドラッカーの思いを企業に伝えて、実現できるお手伝いをしたいと願うようになったこと。お客様のビジネスを「戦略」と「マネジメント」の両面から徹底的に考え、儲かるまでの道筋を支援するコンサルティングパターンを構築できました。

そしてもう一つは、ドラッカーが勧めたように、自分自身をマネジメントできる存在になりたかったということです。私は52歳のときに起業しましたが、ドラッカーに出会っていなければ、この年で起業するという勇気がもてなかったと思います。それほど大きなインパクトを、この本は私にもたらしてくれました。

起業家プロフィール

StrateCutions (ストラテキューションズ) 代表 落藤 伸夫 代表 落藤 伸夫 StrateCutions(ストラテキューションズ) 代表

中小企業診断士を目指していた平成9年にドラッカーに出会って以来、ドラッカーの著書をいつも座右の銘にしてきました。MBAを取得し、コンサルタントとして活動するにあたっても、企業人が考え行動する基本はドラッカーにあると感じています。ドラッカーの教えは、時には哲学的に思えることがありますが、企業が永らく繁榮するとともに、社会にある人々が幸福になることを目指していると思います。StrateCutionsで行うマネジメント支援が何を目指しているかを、ドラッカーの言葉を学びながら、お知り頂ければと考えています。

この起業家の著書

代表 落藤 伸夫の著書
新聞社が教える SPECIAL CONTENTS
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。