起業家のための情報メディア

20数年前のサラリーマン時代に、たまたま本屋で3巻が目に留まって購入しました。とても興味深く、その後1巻から購入し、現在は26巻まで発売されていますが全て購読しています。

この本では、歴史を違う角度から読み解き、歴史学会では記録に残ったことのみ真実として扱う傾向が強いですが、著者も主意として、古代に遡るほど読み書きできる人も記録も限られている、記録は立場（勝者／敗者）や身分（為政者／その他）考慮して分析する必要がある、記録に残ったことがその時代の全てではないしウソもあるかもしれない、サイレントマジョリティー（物言わぬ多数者）と残った記録はイコールではない、記録に残らない部分は「当時の人たちの気持ち」を想像する必要があるとしています。

都合の良いようにストーリーを作ったり悪いことを隠したりすることは世の中に多々あります。

仕事や時事問題含め、同じ情報でも保守派や革新派、既得権益の有無、大企業や中小企業など立場が異なると主張が違うことを常に留意しながら是非を判断しています。

ノイジーマイノリティ（声だけ大きい少数者）をマジョリティー（多数者）と錯覚すると正しい判断力が鈍ります。
　
もしこの本を読んでなければ、大勢に流されて間違った判断をしていた可能性もありました。情報を鵜呑みにせず経験や常識を加味した判断することを常日頃から心掛けています。